本記事にはPR・広告が含まれます
「老犬になってから下痢や軟便が増えた」「繰り返す下痢がなかなか治らない」
老犬の下痢・軟便は非常に多い悩みのひとつです。若い犬より消化機能が低下しているため下痢になりやすく、また若い犬なら問題ない下痢でも老犬には深刻な影響を与えることがあります。この記事では、老犬の下痢の原因・緊急サイン・自宅での対処法を詳しく解説します。
老犬が下痢になりやすい理由
老犬は以下の理由から下痢になりやすくなります。
- 消化酵素の分泌量が減り、消化吸収能力が低下する
- 腸の蠕動運動が弱まり、消化のバランスが崩れやすくなる
- 免疫機能の低下により細菌・ウイルスに感染しやすくなる
- 腸内細菌叢のバランスが乱れやすくなる
- ストレスへの対応力が低下する
特に注意が必要なのは、老犬は下痢による脱水が若い犬より急速に進むという点です。成犬なら1〜2日様子を見られる状況でも、老犬では短時間で危険な状態になることがあります。
老犬の下痢の原因
① 食事の変化・食べ過ぎ・古いフード
フードの急な切り替え・食べ過ぎ・古くなったフードの摂取が下痢の原因になります。フードの切り替えは1〜2週間かけてゆっくり行うことが重要です。
② 消化器疾患(慢性腸症・膵外分泌不全)
老犬に多い慢性腸症(原因不明の腸の慢性炎症)や膵臓からの消化酵素が不足する膵外分泌不全は、慢性的な下痢・軟便の原因になります。繰り返す下痢・体重減少が見られる場合は動物病院での検査が必要です。
③ 腎臓病・肝臓病などの内臓疾患
内臓疾患が進行すると、体内に毒素が蓄積して消化器に影響し、下痢・嘔吐が現れることがあります。食欲低下・多飲多尿・体重減少と同時に下痢が見られる場合は内臓疾患を疑ってください。
④ 腫瘍(がん)
腸・膵臓・肝臓などの腫瘍が消化器症状を引き起こすことがあります。急激な体重減少・血便・元気がない状態と下痢が重なる場合は早急な受診が必要です。
⑤ ストレス・環境の変化
引越し・新しいペットの導入・生活環境の変化など、ストレスが下痢の原因になることがあります。ストレス性の下痢は原因を取り除くと改善することが多いです。
⑥ 寄生虫・感染症
免疫機能が低下した老犬は感染症にかかりやすくなります。血便を伴う・急に悪化した場合は感染症の可能性があります。
すぐに動物病院へ行くべきサイン
老犬の下痢で以下の症状が見られたら、すぐに受診してください。
- 血便・黒色の便が出ている
- 嘔吐を繰り返している
- ぐったりして元気がない
- 24時間以上続く下痢
- 水も飲まない
- お腹が膨らんでいる・痛そうにしている
- 急激に体重が落ちている
特に老犬は脱水の進行が速いため、成犬より早めの受診を心がけてください。
自宅でできる対処法
食事の工夫
- 消化しやすいフードに切り替える(ウェットフード・ふやかしたドライフード)
- 1回の食事量を減らして回数を増やす
- 冷たいもの・脂肪分の多いものは避ける
- 人間の食べ物・おやつは一時的にやめる
注意:老犬の場合は絶食・絶水は危険です。少量ずつ消化しやすいものを与え続けてください。
水分補給を確保する
下痢で大量の水分が失われます。こまめに少量ずつ水を飲ませてください。飲まない場合はウェットフード・スープなどで水分を補給してください。
腸内環境を整える
プロバイオティクス(乳酸菌・ビフィズス菌)を含むサプリメントやフードを取り入れることで腸内環境の改善が期待できます。ただし使用前に獣医師に相談してください。
体を温める
お腹・腰周りを冷やさないよう温めることで消化器の働きを助けます。特に冬場・冷房が効いた部屋では注意してください。
まとめ
老犬の下痢は脱水・体力消耗につながりやすいため、若い犬より早めの対処が必要です。血便・嘔吐・元気がないなどの症状が重なる場合は迷わず動物病院を受診してください。
繰り返す下痢・慢性的な軟便は内臓疾患・腫瘍のサインである可能性があります。「いつもの下痢だから」と放置せず、かかりつけの獣医師に相談することをおすすめします。

