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老犬の呼吸が荒い・苦しそうな原因と緊急サイン|安静時呼吸数の測り方も解説

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「安静にしているのに息が荒い」「口を開けて苦しそうに呼吸している」「夜中に呼吸が乱れている」

老犬の呼吸の異常は、心臓病・肺疾患・貧血など生命に関わる病気のサインである場合が多く、早急な対応が必要です。この記事では、老犬の呼吸が荒くなる原因・緊急サイン・正常な呼吸数の確認方法を詳しく解説します。


目次

正常な呼吸数を知っておく

老犬の安静時(完全にリラックスして横になっているとき)の正常な呼吸数は1分間に15〜30回です。毎日同じ時間帯に測定する習慣をつけることで、異変に早く気づけます。

測定方法:胸やお腹の動きを見て、1分間に何回上下するかを数えるだけです。

安静時に1分間30回を超えている場合は、翌朝を待たずに動物病院に連絡してください。


老犬の呼吸が荒くなる原因

① 心臓病(僧帽弁閉鎖不全症・心不全)

老犬の呼吸異常で最も多い原因のひとつです。心臓の機能が低下すると肺に血液がうっ滞して肺水腫(肺に水がたまる状態)を起こし、呼吸が苦しくなります。特に小型犬の老齢期に多い病気です。

サイン:安静時の呼吸数増加・乾いた咳・運動後の疲れやすさ・夜中の呼吸困難

② 肺水腫

心臓病の悪化・その他の原因で肺に液体がたまる状態です。呼吸が非常に苦しくなり、命に関わる緊急状態です。「泡のような鼻水が出る」「口を開けて必死に呼吸している」場合は即受診が必要です。

③ 胸水(胸に液体がたまる)

胸腔に液体がたまると肺が圧迫されて呼吸困難になります。がん・心臓病・感染症などが原因です。「前足を広げて首を伸ばして呼吸する犬座姿勢」が特徴的なサインです。

④ 肺炎・気管支炎

細菌・ウイルス感染や誤嚥(食べ物が気管に入ること)による肺炎が呼吸困難を引き起こします。老犬は免疫力が低く誤嚥性肺炎を起こしやすいため特に注意が必要です。

⑤ 貧血

腫瘍・腎臓病・免疫疾患などによる貧血で、体に酸素が行き渡らなくなり呼吸が速くなります。歯茎・舌の色が白っぽくなっている場合は貧血のサインです。

⑥ 熱中症

体温が急上昇すると激しいパンティング(口を開けてハアハアする呼吸)が見られます。夏場・高温環境での急な呼吸の荒さは熱中症を疑ってください。

⑦ 痛み・不安

体のどこかに強い痛みがある・不安・興奮状態でも呼吸が荒くなります。原因がなくなると治まる場合はこのケースの可能性があります。


緊急受診が必要なサイン

以下の症状が見られたら、夜間でも救急動物病院を受診してください。

  • 安静時の呼吸数が1分間30回以上
  • 口を開けて苦しそうに呼吸している
  • 前足を広げて首を伸ばした姿勢で呼吸している(犬座姿勢)
  • 舌・歯茎・口腔粘膜が青紫色になっている(チアノーゼ)
  • 口・鼻から泡状の液体が出ている
  • ぐったりして動けない
  • 呼吸のたびに体全体が大きく動いている

自宅でできること

安静・涼しい環境を作る

興奮・運動・暑さが原因の場合は、涼しく静かな場所で安静にさせることで改善する場合があります。室温25℃前後・湿度50〜60%を保ってください。

呼吸が楽な姿勢にする

横向き・仰向けは肺が圧迫されやすいため、うつ伏せの姿勢が呼吸しやすいです。胸の下にタオルを丸めて置いてあげると楽になることがあります。

安静時呼吸数を毎日記録する

心臓病がある老犬は毎日安静時の呼吸数を記録することを強くおすすめします。数値の変化が病気の悪化を早期に発見する最も確実な方法です。


まとめ

老犬の呼吸が荒い状態は心臓病・肺疾患・貧血など深刻な病気のサインである場合が非常に多いです。安静時の呼吸数が30回以上・チアノーゼ・犬座姿勢が見られたら緊急受診してください。

心臓病がある老犬は毎日安静時の呼吸数を測定する習慣をつけることが、急変を防ぐ最善の方法です。かかりつけの獣医師と相談しながら日常管理を続けてください。

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