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老犬の糖尿病|症状・インスリン治療・食事管理・低血糖対策を徹底解説

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「よく食べているのにどんどん痩せていく」「水をたくさん飲んでおしっこの量が増えた」

こうした症状は老犬に多い糖尿病のサインかもしれません。糖尿病は放置すると命に関わる合併症を引き起こしますが、適切な治療と管理を続けることで、愛犬が快適な生活を長く送ることができる病気です。この記事では、老犬の糖尿病の症状・治療・自宅での管理方法を詳しく解説します。


目次

犬の糖尿病とは

膵臓から分泌されるインスリンというホルモンが不足または機能しなくなることで、血液中の血糖値が慢性的に高い状態になる病気です。中高齢のメス犬、肥満の犬に特に多く見られます。

犬の糖尿病はほとんどの場合、インスリンの分泌量が低下するタイプで、生涯にわたってインスリン注射と食事管理が必要になります。根治は難しいですが、適切な管理で元気に長生きできます。


糖尿病の症状チェックリスト

典型的な4つの症状(4多症状)

  • 多飲(水をよく飲む)
  • 多尿(おしっこの量・回数が増える)
  • 多食(よく食べる・食欲旺盛になる)
  • 体重減少(よく食べているのに痩せていく)

この4つの症状が同時に見られたら糖尿病を強く疑い、すぐに動物病院を受診してください。

進行した場合の症状

  • 白内障(目が急に白く濁る)
  • 元気がなくなる・ぐったりする
  • 嘔吐・下痢・食欲不振(糖尿病性ケトアシドーシスの可能性)

嘔吐・下痢・食欲不振が加わった場合は「糖尿病性ケトアシドーシス」という緊急状態の可能性があります。すぐに動物病院を受診してください。


糖尿病の治療方法

インスリン注射(最も重要)

犬の糖尿病の主な治療はインスリンの皮下注射です。1日2回、食後に飼い主が自宅で行います。「注射」と聞いて不安になる飼い主さんは多いですが、非常に細い針を使用するため犬が痛みを感じることはほとんどありません。注射の方法は動物病院で丁寧に指導してもらえます。

インスリンの種類・量は犬によって異なり、定期的な血糖値の確認と調整が必要です。自己判断でインスリンの量を変えることは絶対にやめてください。

食事療法

食後の血糖値の急激な上昇を抑えることが目標です。食物繊維が豊富で血糖値の上昇が緩やかな糖尿病用処方食を使用することが多いです。重要なのは「毎日同じ時間に同じ量を与える」規則正しい食事リズムです。

  • 1日2回・決まった時間に与える
  • 間食・おやつは基本的に与えない
  • 食事量を急に変えない

運動管理

適度な運動は血糖値のコントロールに役立ちます。ただし急激な激しい運動は低血糖を引き起こす危険があります。毎日同じ量の運動を続けることが重要です。


低血糖に注意する

インスリン治療の副作用として最も危険なのが「低血糖」です。インスリンを投与したのに食事を食べなかった、運動量が急に増えた場合などに起こります。

低血糖のサイン

  • ぐったりして立てない
  • ふらふらよろける
  • 震えている
  • 意識がもうろうとしている・痙攣している

低血糖が起きたときの対処法

意識がある場合は砂糖水・ガムシロップを少量口の粘膜に塗りつけ、すぐに動物病院に連絡してください。意識がない場合は口に入れず、すぐに動物病院に連れて行ってください。低血糖は命に関わります。


糖尿病と診断されたらすぐペット保険を確認する

糖尿病の治療は生涯続くため、毎月のインスリン代・定期通院費・血液検査費などで月1〜3万円程度かかることがあります。糖尿病と診断された後はペット保険に新規加入できなくなるため、診断前に加入しておくことが非常に重要です。


糖尿病の予防

完全な予防は難しいですが、以下の点を心がけることでリスクを下げられます。

  • 適正体重を維持する(肥満は糖尿病の大きなリスク因子)
  • 高脂肪・高糖質な食事・おやつを避ける
  • 適度な運動を毎日続ける
  • 7歳を過ぎたら半年に1回の血液検査を受ける

まとめ

老犬の糖尿病は「よく食べるのに痩せる」「水をよく飲む」という典型的なサインを見逃さないことが早期発見の鍵です。診断後も適切なインスリン管理と食事管理を続けることで、愛犬は元気に過ごすことができます。

自己判断でインスリンの量を変えたり、治療を中断したりすることは大変危険です。治療・管理方法については必ずかかりつけの獣医師の指導に従ってください。

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