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老犬の白内障|目が白く濁る症状・4つのステージ・治療と自宅ケアを解説

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「最近うちの子の目が白く濁ってきた」「物にぶつかることが増えた気がする」

老犬の目の変化に気づいたとき、白内障を疑う飼い主さんは多いです。白内障は進行すると失明につながる病気ですが、早期発見と適切な対応で進行を遅らせ、愛犬の視力を長く守ることができます。この記事では、老犬の白内障の症状・ステージ・治療・自宅ケアを詳しく解説します。


目次

老犬の白内障とは

目の中でレンズの役割を果たす「水晶体」が、加齢や遺伝などの原因で白く濁る病気です。一度濁った水晶体は元には戻りません。混濁が広がるほど視力に影響が出て、最終的には失明に至ることがあります。

老齢性の白内障は進行がゆっくりなことが多いですが、若年性(10歳以下)のものは急速に進行するため、早急な判断が必要です。


白内障の4つのステージ

① 初発白内障

白濁が水晶体のふちにある状態です。視覚への影響はほとんどなく、飼い主が気づきにくい段階です。

② 未熟白内障

白濁が水晶体の中に広がり始めます。視界がぼやける・かすむなどの視覚障害が現れ始めます。

③ 成熟白内障

水晶体全体が白く濁り、明暗の区別しかできなくなります。日常生活に明らかな支障が出てきます。

④ 過熟白内障

水晶体が液化し始める段階です。この状態になると手術での視力回復が難しくなります。またぶどう膜炎・緑内障などの合併症を起こすリスクが高まります。


白内障の症状チェックリスト

以下の症状が見られたら白内障の可能性があります。動物病院を受診してください。

  • 目の中(瞳)が白く・青白く濁っている
  • 物や壁にぶつかることが増えた
  • 階段・段差を怖がるようになった
  • 薄暗い場所での散歩を嫌がる
  • 投げたボールを見失う
  • 急にびっくりする・驚きやすくなった
  • 目やにが増えた・目が充血している

ただし、6歳以上の老犬で目が青白く濁っていても「核硬化症」という加齢による変化の場合があります。核硬化症だけでは視覚障害は起こりません。白内障との区別は動物病院で診断してもらう必要があります。


治療方法

内科治療(点眼薬)

点眼薬の目的は白内障を治すことではなく、進行を遅らせることと炎症などの合併症を抑えることです。すでに濁った水晶体を透明に戻すことはできません。内科治療は「現状維持・進行抑制」が目標です。

外科治療(手術)

白内障の根本的な治療は手術(超音波水晶体乳化吸引術)です。濁った水晶体を取り除き、人工レンズを挿入します。手術が成功すれば視力が回復する可能性があります。ただし眼科専門病院でしか対応できないケースが多く、全身麻酔が必要です。

手術を検討する場合は、網膜に問題がないかを事前に確認する必要があります。網膜に異常があると手術後も視力が回復しないためです。


白内障が進むと起こる合併症

白内障を放置すると以下の合併症を引き起こすことがあります。

  • ぶどう膜炎:目の炎症。痛みを伴い、さらなる視力低下につながる
  • 緑内障:眼圧が上昇し激しい痛みが生じる。失明リスクが高い

これらの合併症は非常に痛みが強く、緊急治療が必要になります。白内障と診断されたら定期的な経過観察を続けることが重要です。


目が見えなくなった老犬のケア

視力を失った老犬でも、嗅覚・聴覚・記憶を活用して生活することができます。飼い主さんの工夫で生活の質を維持することが可能です。

  • 家具の配置を変えない(記憶で動けるようにする)
  • 危険な場所(階段・水場)にはベビーゲートを設置する
  • 声かけを増やし、常に存在を知らせる
  • 散歩は慣れたコースをゆっくり歩く
  • 突然触らず、必ず声をかけてから触れる

まとめ

老犬の白内障は早期発見が非常に重要です。目が白く濁り始めたら自己判断せず、早めに動物病院を受診してください。内科治療で進行を遅らせながら、必要に応じて手術を検討することが愛犬の視力を守ることにつながります。

目の病気は進行すると治療の選択肢が狭まります。7歳を過ぎたら定期的な眼科検診も受けるようにしてください。

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