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「うちの子はもう老犬の年齢?」「シニア用フードに切り替えるタイミングがわからない」
犬の「老犬(シニア犬)」入りの年齢は、体格・犬種によって大きく異なります。早すぎるシニア期の判断は不要な心配を招きますが、遅すぎる判断は病気の早期発見を逃すことにつながります。この記事では、体格別・犬種別のシニア期の目安と、見逃してはいけない老化のサインを詳しく解説します。
体格別のシニア期の目安
一般的に、体が大きい犬ほど早く老化が始まる傾向があります。これは大型犬の方が成長スピードが速く、その分老化のスピードも速いためです。
超小型犬・小型犬(体重10kg未満)
シニア期の目安は8〜11歳頃です。トイ・プードル、チワワ、ミニチュア・ダックスフンド、シーズー、ポメラニアン、柴犬などが該当します。比較的長寿で老化も緩やかな傾向があります。
中型犬(体重10〜25kg)
シニア期の目安は7〜8歳頃です。フレンチ・ブルドッグ、ボーダー・コリーなどが該当します。小型犬よりやや早く老化のサインが現れることがあります。
大型犬(体重25kg以上)
シニア期の目安は6〜7歳頃です。ゴールデン・レトリーバー、ラブラドール・レトリーバー、バーニーズ・マウンテン・ドッグなどが該当します。寿命が短めで老化も早く訪れる傾向があります。
「シニア期」と「老犬(高齢期)」の違い
厳密には「シニア期(中高齢期)」と「老犬期(高齢期)」は分けて考えられます。
- シニア期(中高齢期):寿命の半分を過ぎた頃
- 老犬期(高齢期):寿命の3分の2を過ぎた頃
例えば小型犬・超小型犬は11歳以上、中型・大型犬は8歳以上、超大型犬は6歳以上が高齢期の目安とされています。ただしこれは目安であり、個体差が大きい点も覚えておいてください。
見逃してはいけない老化のサイン
年齢だけでなく、日常生活の変化からも老化のサインを読み取ることができます。
口腔内の変化
歯周病・強い口臭・歯の色の黄ばみは、シニア犬に多く見られる老化のサインです。口臭や歯の変色は飼い主が気づきやすい変化のひとつです。
被毛の変化
被毛のツヤが失われパサつきが目立つ、皮膚にハリがなくなる、抜け毛が増える、白っぽい毛が増えるなどの変化が見られます。白髪が増えるのは人間と同じ現象で、毛の色素をつくる能力の衰えによるものです。
運動量・反応の変化
散歩を嫌がる・すぐに帰りたがる、反応が鈍くなる、寝ている時間が増えるなどの変化が現れます。犬は後ろ足から衰え始める特徴があるため、歩き方の変化にも注意してください。
食欲の変化
食欲が落ちる場合と、逆に食欲旺盛になる場合の両方があります。味覚・嗅覚の変化によって好みが変わることもあります。
シニア期に入ったら見直すべきこと
定期健診の頻度を増やす
シニア期を迎える前は年1回程度で十分ですが、シニア期に入ったら年2〜3回(3〜4ヶ月〜半年に1回)の健康診断を受けることをおすすめします。フィラリア予防・ワクチン接種のタイミングと合わせて受診すると効率的です。
フードを見直す
シニア期に入ったらシニア用フードへの切り替えを検討する時期です。ただしいきなり切り替えるとストレスになるため、今までのフードに少しずつブレンドして1〜2週間かけて移行しましょう。
運動量を見直す
無理のない範囲で運動を続けることが大切です。息切れ・座り込みが見られたら、もう少し手前で切り上げる目安にしてください。バリアフリーなコース(段差・坂道が少ない道)を選ぶことも重要です。
ペット保険の見直し
病気にかかるリスクが高まる前に、できるだけ若いうちにペット保険の加入・見直しを検討してください。診断後は加入できない・対象外になるケースが多いためです。
まとめ
老犬(シニア犬)に入る年齢は体格・犬種によって6〜11歳と幅があります。年齢だけでなく、口腔内・被毛・運動量・食欲の変化を日常的に観察することが、適切なケアの第一歩です。
シニア期に入ったら、定期健診の頻度を増やし、食事・運動・ペット保険を見直すことをおすすめします。気になる変化があれば、かかりつけの獣医師に相談してください。

